lucciora’s diary 蛍日記

共感する魂を求めて

2018-01-01から1年間の記事一覧

私たちはどこから来て、どこへ行くのか …(2)

ウディ・アレンの「ミッドナイト・イン パリ」を観た。とっても愉快な気持ちになった。 前回の「前世」についてのブログにひきつづき、この映画も「時間と空間の境界線を超えて」しまうお話だった。 きっと自分が本当に会いたい人には会えるんじゃないか。会…

私たちはどこから来て、どこへ行くのか…(1)

「ねぇ、前世ってあると思う?」 最近、友人の女性に聞かれた。 都内にあるスパニッシュ様式の古い建物を偶然見たとき、その重厚な美しい扉に目が惹きつけられ、説明のつかない感情でいっぱいになり急に涙がとまらなくなったという。 「その扉をずっと昔から…

必死に生きるか、必死に死ぬか…

(ショーシャンクの空に) 時として、だれかのブログを読んでいて「生きること」自体について悩んだり、考えているブログを読むと、ついつい読み込んでしまう。 というのも、自分もそうしたことを考えるくせがあるからだろう…。 何故生きるのか?について考…

「星の肉体」水原紫苑著より―短歌

興福寺少年阿修羅にかなしみを与えし仏師の背や広からむ 風狂ふ桜の森にさくら無く花の眠りのしずかなる秋 死者たちに窓は要らぬを夜の風と交はる卓の薔薇へ知らせよ うつくしき弥勒となりしあかまつのいたみをおもふ幸ひとして 水原紫苑さんの「星の肉体」…

願わくば 花の下にて…

大切なひとが、永遠の世界へと旅立ったことを知った。 何となく予感があった。 不思議なほど、静かな気持ちで受け止めている。 桜の満開の季節に、旅立つことはとても似合っているのかもしれない。 西行が好きな、たくさんたくさん旅をした人だった。 願わく…

小説「ポニーテール」を読みました。

ポニーテール 「だいじょうぶ。おねえちゃん、強いから」 「でも・・・」 「ほんとよ。マキってね、ひとりぼっちに強いの。みんなと無理してベタベタくっつかなくても平気な子だから」 「・・・・・友達がいなくても平気なの?」 「いないんじゃなくて、まだ…

静かな人の力…内向型人間の時代

内向型人間の時代/スーザンケイン著 より 備忘録的に書き写しています。 多くの内向型は同時に「過度に敏感(ハイリ―・センシティブ)でもある。この言葉は詩的に聞こえるかもしれない。心理学で実際に使われている表現だ。敏感な人は普通の人よりも、ベー…

気質の北極と南極

内向型人間の時代/スーザンケイン著 より 備忘録的に書き写しています。 私たちの人生は性別や人種だけでなく、性格によっても形づくられている。 そして、性格のもっとも重要な要素は、ある科学者が「気質の北極と南極」という言葉で表現した、内向・外向…