2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧
なんだか涼しい。昼間は暑かったのに、やはり秋だ。 今夜ふと思いだした。 バッハのマタイ受難曲の中の「主よ、この涙にかけて我を憐れみたまえ。」という曲を。 この曲がタルコフスキーの映画で流れたことを。 キリテ・カナワの声も良かったけど、映画のシ…
備忘録のように書き写してきた「外は良寛」松岡正剛さん。 「ひふみよいむな」はどのへんから出てきたのか、おもしろい話がいっぱいありました。もう少しで読み終わりそうです。 ーーーーー 良寛の書のなかでもとりわけすばらしいものとして、たった3字の「…
「外は良寛」/松岡正剛著より 備忘録的に、文章を書きうつしています。融通無碍でフラジャイルな寂しがりやの良寛さん。自由な風のような良寛さん。 「良寛はいつも人恋しかったのではないかと思うのです。かなりの淋しがり屋にほかならないのです。だいた…
「外は良寛」松岡正剛著より/備忘録3 良寛の詩歌には「つつ」という言葉がたびたび出てきます。 霞立つ長き春日を子供らと 手まりつきつつ今日も暮らしつ 手毬をつきつつ今日も暮らしているというのは、単に手毬をついて今日も暮らしているということとちが…
ひきつづき「外は良寛」松岡正剛著より… 世の中に交じらぬとにはあらねども 一人遊びぞわれはまされる 良寛の一人遊びは手毬とおはじきです。良寛には、特に手毬はぴったりだったかもしれません。手毬ははぐれていくリズムを持っているからです。 はぐれるリ…
松岡正剛さんの「外は良寛」を読んだ時のメモ。2007年の日記より。 良寛さんの歌「うらをみせおもてをみせて散るもみじ」は生と死の表裏一体を思わせて、かつやさしく大好きな歌である。 あらためて良寛さんの書を見ていると、詩人の吉増剛造さんの文字を思…