前回万年筆について書きましたが、いつもより沢山の方が見に来てくださったようです。
万年筆好きな方、結構いるんですね。嬉しかったです。
これが私の1番お気に入りの万年筆です。
1940〜50年代のものだと思います。
名前はシェーファーバリアント。(だったと思うのですが…まちがっていたら、教えてください)
まず、ボディーの色が気に入ってます。ビンテージ万年筆ファンのサイトpenheroで見ると「ペルシャンブルー」というカラーなのでしょうか…この色、私にはなにか懐かしい色なのです。
調べて見ると、ペルシャンブルーとは、もともとラピスラズリの色、紺青を指すらしいです。
ラピスラズリが大好きなので、今更ながら、このペンをひと目で気に入ったのも納得です。
キャップにあるシェーファーのトレードマークのホワイトドットもかわいい。
http://www.penhero.com/PenGallery/Sheaffer/SheafferTouchdownEarly.htm
ペン先は14金の個性的な形で、トライアンフと呼ばれるものです。書き味は硬めです。でも、インクの出が程よくて、するすると書けるので、ストレスフリーなのです。
インク吸入は、タッチダウン方式といって、現在ではほとんど見ない吸入式です。
ちなみに、どのようにインクを入れるかというと、
後ろのペン軸に一体化している一部分を、インクを入れるときに上に引き上げてから、インクボトルの中にペン先全体を入れます。
そしてボトルの中で、後ろの部分を下にぎゅーっと押すとインクがシュワーと中に入ってくるのです。
これが結構気持ち良くてですね…
しばらく文章を書いてインクが無くなったころに、ちょっと儀式的な感じで、ひと息いれながらインクボトルを開けて・・・というのが癖になります。
昔の万年筆のデザインは一本一本、味があってとても好きです。
古いペンでも、ペン先がちゃんとしていれば、まだまだ書けるものも多いです。気が向いたらビンテージ万年筆のお店とかに、遊びに出かけてみてはいかがでしょう。
東京での個人的なおすすめは、ユーロボックスさん。なんだかんだ時間が無くて、もうずいぶんお邪魔していないのですが。手頃な価格のものも、当時は結構ありました。
楽しいペンが沢山あった覚えがあります。
ではまた。
[http://blog.hatena.ne.jp//odai/6653586347148057610:title=お題「お気に入りの文房具」より