もう、遊ぶことのないフェニキアの舟のかわりにーーー茴香(ういきょう)の黄色い花が咲いていた わたしたちの魂は、その石段を静かに下るーーー下るほどに(空の道の)甘い香りがしていた。 吉増剛造 「死の舟」より 4月に出た「我が詩的自伝ー素手で焔をつ…
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